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発音と食事 |
「舌ったらずなしゃべりかたをする」
「赤ちゃんぽい発音」
「よく聞き取れない言葉がある」
「食べるのが下手で食事に時間がかかる」
「よく噛まずに丸呑みすることが多い」
など、もうすぐ幼稚園や学校に入るのに、お子様のしゃべり方や食べ方が気になるときがありませんか?
そのうち良くなるのかと思っているのだけれど、変わらないみたいで…。
こんな時、原因として舌の動かし方や形、かみ合わせの不正が考えられます。
<舌の動き>
見分け方: 飲み込む時に舌が前に出てきたり、上下の前歯の間から舌が出ているとき。
食事のとき、ほとんどの食べ物を歯でかまずに、舌ですりつぶそうとするため「ペチャペチャ」
音がすることあります。
原因: 乳児期の舌を出しながら授乳をする動きが消えずに残っているためです。
治療法: 舌の正しい動かし方を、ストレッチ運動のようなトレーニングを行い改善します。
<舌の形>
見分け方: 「あっかんべー」をすると、舌の先がつれて丸まってしまう。
舌を上の前歯の裏側に付けたままで大きく口が開かない。
原因: 舌の裏側についているスジがきつい(舌の先まで付いている)ため、動く範囲が狭くなって
います。
治療法: 外科的にスジを少し切ります。合わせて舌のトレーニング行うと効果的です。
<かみ合わせ>
見分け方: 奥歯がかみ合ったときに前歯がかみ合わず、すき間が空いている。
口がいつもあいていて、上と下の唇をあわせて閉じられない
前歯で噛み切れないため、お肉を大きい一口で入れていつまでも噛んでいる。
または、噛まずに丸のみしてしまう。
原因: 指しゃぶりやおしゃぶりが3歳過ぎても続いていたとき
乳児期の舌を出しながら授乳をする動きが消えずに残っているため、前歯を前に押し出す
力が強く.いことと、唇を閉じる力が弱いためすき間があいてきてしまったと考えられます。
治療法: 指しゃぶりやおしゃぶりが続いている場合は、早急に止めるようにします。
自然に止められない場合はお口の中に装置をつけることもあります。
同時に舌や唇のトレーニングを行います。
多くの場合、早くにトレーニングを開始することでかみ合わせが改善されますが、完治しない
ときは、矯正治療をお勧めします。
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